
新卒で入った今の会社でやりたいことが出来なくてつらい。
転職したいけど、第二新卒っていつまで対象なのかしら。
中途採用とどう違うのか教えてほしい。
こんなお悩みにお答えします。

実は、第二新卒は今とても注目されている採用枠なんです。
中途採用と求められるものも違うのですが、情報が少なくて分かりにくいですよね。
僕は大学院卒から4年目での転職ということもあり、第二新卒枠には該当しませんでした。
しかし、もし第二新卒枠で転職出来ていたら、絶対使っていたと思います!
それくらい第二新卒は魅力的な採用枠なんです。
この記事でわかること
- 第二新卒という採用枠の定義
- 第二新卒と中途採用の違い
- 第二新卒のメリット・デメリット
第二新卒とはいつまでが対象か
実は、第二新卒という枠には明確な定義はなく、企業ごとに都度確認となります。
あえて言葉にするなら「新卒1-3年目で20代中盤以下の人材」のことです。
より細かく分割すると、下記の特徴を満たすことが第二新卒の応募条件と言えそうです。
第二新卒とは
- 大学・短大・専門学校を卒業後3年以内
- 20代(中盤)であること
- 社会人経験があること

僕のように大学院卒だと、新卒3年目でも年齢が際どいです。
募集条件は必ず企業ごとに確認しましょう。
第二新卒と中途採用の違いについて
中途採用は新卒以外の採用全てが対象になります。
つまり、第二新卒該当者は「第二新卒」と「中途採用」どちらも選択肢になります。
どちらで応募したほうがいいのか、気になる方も多いですよね。
ここからは、第二新卒と中途採用の違いについて解説していきます。
求められるスキルについて
第二新卒では、スキル面についてはあまり考慮されません。
一方で中途採用では明確に「必須条件」と「歓迎条件」が定義されます。
募集条件のスキル面に不安があるのであれば、第二新卒枠で応募するべきです。

中途採用では即戦力性が重要視されます。
第二新卒枠は、ポテンシャルで評価をしてもらえます。
給与面について
第二新卒は「新卒枠」の一種なので、一般的には給与も新卒水準になることが多いです。
中途採用では、本人のスキルに合わせて変動幅が大きいです。
一般的には、中途採用で給与交渉をかけたほうが高い給与が狙えるかもしれません。

第二新卒は新卒水準(もしくは少し上)のため、給与面が低くみえるかもしれません。
しかし中途採用では現職給与を考慮され、シビアに査定されます。
もらえる給与が事前にわかる第二新卒は、ある意味安心できるともいえます。
お金も働くうえで重要な要素ですよね。
転職活動を始める際には、転職理由を今一度見直しておくのをおススメします。
第二新卒のメリット・デメリットまとめ
ここまでは、第二新卒と中途採用の違いについてまとめました。
以上を踏まえて第二新卒のメリット・デメリットについて考えてみます。
第二新卒のメリット
- ポテンシャルで評価してもらえる
- 新卒として手厚くフォローしてもらえる
- 給与が事前に提示されている
第二新卒のメリットは新卒のメリットに重なります。
新卒のときは、未経験でもやる気で評価してもらえましたよね。
研修などのフォローも手厚かったと思います。
社会人生活を数年送って、もう一度新卒的に扱ってもらえるんです。

特にエンジニア系の職種は中途採用が厳しいことで有名です。
未経験からエンジニアに中途採用されるのは大変です。
中途が厳しい業界はぜひ第二新卒を検討してみましょう。
デメリットについても考えてみましょう。
第二新卒のデメリット
- 給与水準が新卒と変わらない
実は、第二新卒のデメリットってほとんどないんですよね。
第二新卒は戦力期待値は低いので、活躍すればするだけ評価されるはずです。

30才に近づいてくると、何かと成果を期待されることが増えます。
成果を意識すると、やりたいことができないこともあります。
期待されないということは、自由にやれるということの裏返しでもあるんです。
若手のうちは、期待されないポジションで実力を磨かせてもらうのが一番です。
給与は業界や企業を選べば、若手でも高水準の会社がありますよ。
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まとめると、第二新卒に向いているのはこんな人です。
- やりたいこと・成し遂げたいことが明確にある方
- 業種を大きく変えたい方
- 給与にあまりこだわらない方

転職動機は必ず整理するようにしましょう。
やりたいこと・為したいことが出来る環境かどうかは最も重要です。
新卒で入った会社が思ってたのと違うから、転職を検討するんですよね。
第二新卒では後悔しないようにするためにも、下調べを入念にしたほうがいいです。
社員の生の声が聴けるサービスについては、下記の過去記事が参考になると思います。
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【転職】会社の口コミを集めるのに役立つオンラインサービス2つ
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第二新卒枠は限られた人しか使えない特権です。
賢く使っていきましょう。
この記事が皆さんの背中のひと押しになれば幸いです。