在宅勤務になって早1年 という皆さんも多いのではないだろうか。
僕の場合は妻も僕も3月からずっと在宅勤務を続けているので
もうすこしで早1年になる。
同棲開始当初からずっと1LDKに住んでいるのだが、
実はこの1年で2回引越しをしている。
その理由は家賃をもっと下げたい という理由で都心から郊外に引っ越したかった
というのもあるのだが、
1LDKの間取り選びを失敗してしまい、在宅勤務に支障が出てしまったからであった。
部屋の広さは必要十分(40m2以上)はあったのだが・・・
今日は在宅勤務にあった間取りについて、話していこうと思う。
1LDKの定義について
1LDKなど、部屋の間取りは略称で表現がされていて、
数字:部屋の数
L:リビング(ソファをおいたりテレビをおいたりする部分)
D:ダイニング(テーブルを置いて食事をする部分)
K:キッチン(言わずもがな調理場)
となっている。
たまにS(サービスルーム)となっている場合があるが、
これは建築法上、部屋と認められない空間のことを指している。
建築基準法では、人が長い時間過ごす部屋を「居室」と呼び、採光や換気を行う窓の面積の最低ラインを定めています。採光条件は部屋の床面積の1/7以上となっていますが、窓の目の前に階段やエレベーターがあって影になるようであれば、その部分は有効面積にカウントできません。そのように居室としての基準を満たしていない部屋を「サービスルーム」と呼び、居室と分けています。
https://www.homes.co.jp/cont/buy_mansion/buy_mansion_00044/
つまり、1LDKとは
寝室用の部屋が1つあり、ダイニングキッチンが広目でソファも置けちゃう
という部屋をイメージしてもらえればと思う。
なぜ1LDKなのか
お金がなかったから
在宅勤務になったからには、当然部屋数が多い家を選びたくなる。
ただし東京では、郊外といえど2LDK以上の部屋は
ある程度現代的なモノに住もうと考えると、軽く15万円は超えてくる。
18万くらいはかかってくるかもしれない。
一般的に2人暮らしで調べる数が多い価格帯は12-3万円らしい。
そしてこの価格帯だと、古い家の2DK(or 3DK)か、そこそこきれいな1LDKに絞られるのだ。
比較的新しい物件が多いから
基本的に家選びは大きく2つの方針で考えることになる。
- 広いor部屋数が多いが古い家に住む
- 狭いor部屋数が少ないが新しい家に住む
古い家は広かったり、部屋が沢山区切られていて
低予算で大きな家に住めることが最大の特徴だ。
一方で水回り(台所・風呂・トイレなど)にはあまり期待できないことが多い。
新しい家はこのメリット・デメリットが逆転していると思えばよい。
部屋数が少なかったり、部屋も狭いものが多い印象だが、
何より水回りはきれいなことが多く、最近の流行りからか窓が大きいことも特徴だ。
在宅勤務をしていると、どうしても部屋にこもりがちになり
気持ちが鬱々しくなってくるので、採光にはこだわった方がいいだろう。
在宅勤務におけるメンタルダウンのリスクについてはこちらの記事が参考になる。
徒歩10分圏内に住みたかったから
独身時代も含めて、今まで6箇所暮らしてきたが
徒歩時間は生活のクオリティに間違いなく直結する。
駅が近いと電車でどこでも行けてしまうため、
多少街がイケていなくとも十分近隣の発展した街で楽しめてしまうのだ。
徒歩15分などまで許容できると、
東京ながらかなりのスペックの家に住めることもあるのだが、
雨の日なんかは特に、15分歩くのは精神的にこたえてしまい、結局引きこもってしまう。
実際に不動産の価値から見ても、徒歩10分以上は坪単価が大幅に下落してくるため
家賃も必然的に安くはなるのだが・・・

在宅勤務で一番良くないのはとにかく「引きこもってしまう」ことなので
ちょっと近くにでかけて気分転換 という選択肢を気軽にとるためには駅チカ一択なのだ。
家賃と駅徒歩のバランスを考えると、徒歩10分前後の物件で検討するのが
無難だとは思う。
働きやすい1LDKの間取りとは
1LDKには大きく2パターンの間取りが存在する。
- 広いLDKを壁で区切ることで1LDKとしているもの
寝室とLDKが完全に独立しているもの
この2つは実は、同じ間取りながら明確にターゲット層が異なるので、
これから特徴と注意点を述べていこう。
広いLDKを壁で区切ることで1LDKとしているもの
僕が妻と同棲当初に選んだ家が、下記のようなタイプだ。
1部屋が大きく作られていて、風通しなどもとても良く
今どきの設計だったと思う。

ただこの間取りにはひとつ「重大な問題」が発生する。
それは、寝室とリビングで音が筒抜けになってしまう ということだ。
ふたりとも在宅勤務をしていると、会議や電話のタイミングがかぶってしまうことが
度々発生する。
そうするとお互いの声を、お互いの会議が拾ってしまうのだ。
幸い僕と妻は同じグループの社員同士なので、情報漏えいリスクはないのだが
それでも顔見知った界隈同士の話が聴こえあってしまうのは、業務遂行上よろしくなかった。
さらに喧嘩をしたときの逃げ場がなくなってしまう。
仕切られているとはいえ、1つの部屋でしかないので、どうしてもお互いの物音が聞こえるのだ。
在宅勤務はタダでさえストレスを貯めやすいので、眠りには最大限の注意を払っているのだが
このようなタイプだと寝室とリビングは同じ空気・香りとなってしまうので
寝室=寝るためのスペース という意識付けになりにくいとも思う。
在宅勤務生活で良き睡眠を取る方法については、下記記事で実践内容をまとめているので
もしよかったらチェックしてみてほしい。
違う人間なので、どうしても生活リズムや音への感度は当然違ってくる。
仲良く安全に暮らすのには、このような物件は厳しい・・・という結論になった。
そもそもこのような間取の場合は、二人暮らしというよりは
お金にゆとりがある1人暮らし向け と考えたほうがいいだろう。
実質1部屋にもできるので、エアコン代の節約になったり、生活動線をまとめられるので便利だ。
寝室とLDKが完全に独立しているもの
今住んでいる物件はこちらのタイプだ。
寝室とリビングが「廊下を挟んで」完全に区切られている。
こうなると暮らすスペース(LDK)と寝るスペース(1部屋)が別のものなので
リビングで妻が・寝室で僕が働くことによって、スペースを分けることができる。
問題になっていた遮音問題も解決した。
僕らの場合は、リビングのフレグランスと寝室のフレグランスは分けて使っており
寝室には寝室の香りと時間が流れるようにしている。
※寝室で働いている身としては、眠くなるのが難点だが・・・w

結局どんな物件を選んだの?
以上の理由から、リビングと寝室が敢然にセパレートしている物件に絞って探した。
家賃はできるだけ下げたかったので、東京メトロながら郊外の方にして
駅徒歩も8分くらいまでは許容して家賃を下げた。
隣がお墓だったりもするので、控えめに言って超お得な物件に住んでいると思うw
※路線ごとの特徴や家賃の雰囲気については、今までに東京で6箇所住んできた経験があるので
また後日まとめようと思う。
探してもらえればわかると思うが、実はこのタイプの物件は意外と少ない。
2DKと表現されている場合もあるので、1LDKにこだわらず探してみてほしい。
実はこのリビングの定義などはとても曖昧なのだとか・・・!
ぼくの物件も実質1LDKなのだが、2DK・2LDKと無理やり欠かれているケースも有る。
調べる際には1LDK / 2DK / 2LDKあたりを中心に探してみるといい。
皆様の在宅勤務生活が夫婦円満となることを切に願っている。